企画単体女優になれる倍率。

100人の応募があったとして面接までいくのは、30人。
企画単体で採用されるのは、12.5%で3.75人。
企画で採用されるのは、33%で、約10人。
求人倍率は、企画と企画単体合わせて約14%、企画単体になると、倍率25倍という極めて狭き門となっている。
受験生が一流大学に合格するより、就活生が一流企業に内定をもらうよりも難しい競争社会なのである。

出演料に占めるAV女優のギャラ

AV女優が手にするギャラは、メーカーから支払われた出演料の3～4割が相場。
AV事務所によってこの比率は異なるため、プロダクションによっては、
5割というところも。逆に、5～25%という不当に低い割合のところもある。
メーカーからの出演料は、モデルには直接知らせれないため、
ギャラが高いか低いはAV女優には判断できない。
異常に安いなと感じたら相談を。所属前にも要チェック。

毎年生まれるAV女優の数と辞めていくAV女優の数

モデルプロダクションに所属して登録はしているが、一度も仕事をしたことがないといった女性を含めると、年間で約4000～6000人くらいのAV女優が誕生し、同じ数のAV女優が消えている。

全国のAV専門のプロダクションの数（2012年推定）

AV専門に扱うモデル事務所は2005年には200あると推定されていたが、2012年現在は、150程度になっている模様。
DVDの高画質化と大容量化、それにAV女優のレベルアップで、質の高いモデルを採用するAVプロダクションのみが生き残れる状況になっている。

AV女優になりたい女性が増加した転換点

パソコンや携帯電話の普及、『てぃんくる』などの女性高収入雑誌の創刊、多くのモデルプロダクションがモデル募集サイトを開設したのがこの頃。
小泉首相による「聖域なき構造改革」でリストラの嵐が吹き荒れ雇用が減少し、年功序列が崩壊、地方経済が弱体化して、格差が拡大、ワーキングプアと呼ばれる貧困層が誕生した。
お先真っ暗な状況で最早倫理や貞節を重んじる社会状況ではなくなり、AV女優が批判を浴びる職業ではなくなったことにより、お金が欲しくて、興味があって、AV女優になりたいという女性が増えるようになった。

AVアイドルであるAV単体のギャラの最低金額

単体とはAVアイドル、トップスターを狙えるAV女優で、名前だけでヒットが生み出せる女優のこと。
このクラスになると、ギャラも高額で、100万円からスタートというケースが多い。
元芸能人やすでに知名度が高くて相当数の売上が見込めるモデルともなると、さらにギャラは跳ね上がる。

所属モデル全体に占める企画女優の割合

企画は、無名でビデオに出演し、痴漢・人妻・痴女・SM・レイプ・ナンパ・スカトロなどの企画ビデオに出演する女優のこと。
ギャラは日当で、1回15万円～25万円程度。
多くの女性が企画で採用され、中には所属しても仕事が回ってこない場合もある。
アルバイト感覚で仕事をしているAV女優のほとんどがこの部類に属している。

所属モデル全体に占める企画単体女優の割合

企画単体は、単体と同じように1本のAV作品で主役を演じることが出来る女優。
単体と異なり、ギャラは日当で30～80万円、メーカーとの契約はなく、どんな作品に何本出演しようが自由である。
企画単体で名前が売れ、単体デビューする場合もあれば、逆に単体から「企画落ち」して企画単体になる場合も。
現在は、大手中小を含めたほとんどのAVメーカーはこの企画単体を軸に作品をリリースしている。