今から15年前、1997年は世間がバブルのほとぼりからすっかり冷め、皆が夢より現実生活のやりくりに四苦八苦していた時代。
当時25歳の駆け出しのOL生活を送っていたあかね(仮名)は、そんな時代の空気に飽きていた。
子供の頃は、オリンピックを目指してたスポーツ少女で、大人になったらエステサロンの女社長になりたいと野望を抱く女の子だった。
ある日、渋谷に買い物に出かけたとき、あかねの運命を変える決定的な出会いと遭遇する。
渋谷センター街を歩いていると、突然男に声をかけられたのだ。
あかね「スカウトマンでした。話しだけでも、聞いてもらえますか?と、事務所に、連れて行かれました。」
まさか、AVのスカウトとは思わなかったが、そこでスカウトマンにAV女優の素晴らしさを熱心に説明される。
ともかくお金が稼げると。心が揺らいだ。
あかね「私はとても貧乏で、育ちました。
いつかビックになってやると思い、ハングリー精神が凄くありました。
子供の頃、住む家もなくなったこともあります。
お金持ちに、なりたいといつも思ってました。
世の中金がすべてだと、心が歪んだ時もありました。お金が、欲しかったからです。」
こうして、胸に野望を秘めた一人のAV女優が誕生したのである。
AV女優という仕事はイメージしていたような単に人前でエッチなことをするだけとは全く違っていた。
あかね「AV女優は、体力・精神力勝負だと思いました。
作品にするまで、すごい労力を使うんだなと思いました。
誰でも簡単に撮影出来るものだと思ってましたが、とても貴重で良いシーンを映像として見せる側の大変さが痛いほどよくわかりました。」
「爆乳エロ秘書」を初め、出演ジャンルは、単体・企画単体・企画・インターネット、あらゆるアダルト撮影に及ぶ。
引退するまでの15年間で50本の作品をリリース、ピーク時は、月収300万円を超えた。
あかね「頑張れば頑張るだけ稼げると思います。
そして、心に見えないお金ではない素敵な貯金もできると思います。
私はマンションも買い、今はベンツSクラスを乗ってます。
心にも、たくさん素敵な貯金が出来ました。」
あかねが所属したのは渋谷にあるプロダクションで、普通AV事務所という言葉から抱くイメージとは全く違っていたと言う。
あかね「私は、最初は、女マネージャーでしたが、優しかったです。
不安な時は、現場に付いていてくれました。
今思えば、メーカーさんの営業の腕は凄かったと思います。
プロダクションのマネージャーたちは、アットホームな感じで、20代しかいなかったような記憶があります。
女優さんたちの営業に行く姿は真剣で、必死でした。
同僚のAV女優のみなさんともとても仲良くて、ご飯食べに行ったり、飲みに行ったりしてました。」
AV女優はよく風俗と対比される。
しかし、AVと風俗は全く違うと断言する。
あかね「全然違います。
まったく違うと思ってください。
AVは、輝いたステージにたて、皆さんに大切にされます。
そしてみんなで頑張って作品を作ることなので、まったく違います。
風俗は、性欲の処理!
AV は、夢と生きがいを掴めます。」
AV女優とは女優と名のつく通り、一人の女優である。
撮影時には演技も求められる。
AVはただセックスシーンを撮っているだけと思われがちであるが、実際にはスタッフたちのこだわりが激突するクリエイティブな現場である。
あかね「現場は、スタジオやメーカさん、男優さん、撮影スタッフに、よってすべて違いました。
監督さんによっても、現場の空気は変わりました。
厳しい監督さんの時は、何度でも取り直しでした。
声のトーンから、目線、角度まで、色々厳しかったです。
でも、後でその作品を見て感動しました。
男優さんは、みんな優しいです。
演技も、フォローしてくれるし、モチベションをあげてくれます。」
もちろん、いろいろな人たちの思惑が交錯する現場なので、トラブルもつきものだ。
あかね「撮影が終わってから、大事なシーンなのに、カメラが回ってなかった事がありました。
途中で、男優さんの○○が、立たなくなったり(笑)。
そう言うときは、本番から疑似に変更になったりしました。
セリフがあるドラマ物は、セリフが覚えられなくて、NG ばかり連発して、時間が押してしまい、時間になってしまい、編集でどうにかしてもらいました。
後、疑似精子というものを使うのですが、中出しや口内発射の時、スタッフが上手く作れてない、いかにも疑似精子だろーって、感じをよく撮り直ししました。
一度野外で、パッケージ写真をエロエロな衣装でとっていたとき、凄い一般人に囲まれて、場所移動になったりしたこともありました。」
AVは男性諸氏にとっては単なるエロビデオだが、AV女優やAV男優、AV監督などそれに関わった人たちにとっては立派な作品であり、汗と涙の結晶なのである。
トラブルもいっぱいある分、完成した時の充実感はひとしおで、AVならではやりがいもいっぱいある。
あかね「ファンの方に、同じDVD5本も買っちゃいましたとか、応援してくれるとうれしいですね。」
あかねは現在、シングルマザー。
AV女優は、結婚が出来ないというイメージをもたれているが実際はどうなのか?
あかね「友達のAV女優さんたちは、墓場までもっていくと言ってますが、私は、隠さず言うと思います。
それで、それを否定されたり、理解してもらえない男性なら、それなりのレベルの男性だと思います。
言いたくなければ、元AV女優なんて言わなければわからないですよ。
私は、元AV女優と彼氏に言いますが、自慢だと言われますよ。
幸せな結婚をAV女優だから出来ないとは思いません。
AV女優さんも、幸せな結婚してる方たくさんいらっしゃいます。」
AV女優を目指す方にとって一番の心配は、周りの人への顔バレ。
AVプロダクションに寄せられる質問もほとんどこの顔バレに関することだと言う。
15年間に及ぶAV女優生活の中で、顔バレによるトラブルがさぞ多かろうと想像したが、そうでもないようだ。
あかね「誰にも、バレていません。TSUTAYAに並んでいてもまったくわからないです。
友達に、パッケージデモや作品を見せても、プロのメイクのせいか、まったく別人と言われました。」
あかねは、今から二年前、2010年にAV女優を引退した。
15年間もAV女優の第一線で活躍してきたのに何故?
あかね「素敵な人生をたくさん経験できたからです。
夢を実現出来て、人生に一度区切りをつけようと思ったからです。」
よくAV女優になったら人生終わりというようなことが言われる。
それは、AV女優自身が一番よく知っている。
15年間AV女優として活躍してきたあかね自身が、AV女優は人生の終わりではなく、人生そのものであることを証明している。
あかね「私はAV女優になって良かったと、いつも思ってます。
また、復帰したいです。
皆さん憧れと言ってくれますよ。」
これからAV女優を目指す人にメッセージを送ってもらった。
あかね「AV女優になれるなんて、素晴らしいと思います。
誇りをもった方がいいと思います。
AV女優になりたくてもなれない人はたくさんいます。
プロダクションに所属していても、一本も出演できない女優さんなんてたくさんいます。
AV女優になれる人は、本当限られた選ばれた女性だけです。
綺麗だから、スタイルがいいから、それだけではなれません。
そしてプロダクション選びは非常に重要だと思います。
人生は限られてます。
一度きりです。
私は、AV女優だったことを誇りに思ってます。」
[あかねのデータ]
■初体験
16歳です。ナンパされて、一夜を、過ごしました
■性に目覚めたのは
中学生頃です。好きな人が、できた時
■好きなブランド
ブルガリ
■好きな本や映画
アルマゲドン・プリティウーマン・ボディーガード・プリスンブレイク
■趣味特技
ダイビング
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