2005年の「東京都迷惑防止条例改正条項」施行以来、すっかり肩身の狭くなってしまったAVスカウトマンだが、人目につかない場所や時間帯を選んで、今なお暗躍中である。
繁華街に度々足を運ぶ女性であれば一度はAVスカウトマンに声をかけられたことがあるのでは？
条例の網が張り巡らされた現在でも尚、彼らが現行犯逮捕されるリスクを犯してスカウトを続ける理由は、AVスカウトは成功すると相当オイシイからである。
スカウトマンは口説いた女性をAVプロダクションに紹介し、その女性の稼ぎ出した売上の15～20％を「スカウトバック」として受け取ることが出来る。
しかもその女性が活躍する限り半永久的に。
例えば、人気の企画単体女優で、月に700万円売上をもたらす女優を紹介すれば、700×20％＝140万円がその月の報酬として、スカウトマンに支払われるのである。
モデルプロダクションも、AVスカウトマンからの紹介に依存しているため、紹介大歓迎である。
ネットからの応募も行っているが、ネットから自ら応募してくる女性の多くが、やる気はあるが、ルックスがイマイチで、やはり実際に目で見て選別した上でのスカウトのほうがクオリティが高い。
スカウトマンとしても、AVアイドルを発掘するのは宝くじを当てるような話ではあるが、ナンパをするような気分で、楽しみながら出来るので、お金が稼げて女性と仲良くなれて一石二鳥である。
本当に真面目なスカウトマンも多いが、スカウトマンの多くが男性であるため、スカウトの目的が、第一にお金、第二にスカウトした女性のカラダと思っておいたほうが良い。
本当に信頼出来そうであれば話を聞いて、実際に紹介されたプロダクションに行ってみても良いが、少しでもうさん臭いと思ったら、断る勇気も必要である。
一番良いのは、AVモデルに興味があるのであれば、ネットから応募することである。
事務所としてはスカウトマンに支払う経費を削減出来、モデルは手取りの給料を増やすことが出来るので、両者にとって都合が良い。

AVスカウトマンに口説かれ、AVという仕事に興味を持ったなら、AVスカウトマンにお世話になって見るのも良いが、何かうさん臭いなと感じたらネットで検索して自分で応募してみるのが最良であろう。